BLOGブログ

アライナーとCo2問題を考える

私的マインドマップ

アライナーから考えるプラスチックごみとCo2問題

アライナーとCo2問題を考える
https://climate.stripe.com/pq6wna

最近、環境問題やSDGsの取り組みなど私たちが環境に及ぼす影響を考えることが多くなりました。

医療分野は衛生面から、ディスポーザブル(使い捨て)、何かを再利用することもなく身近な問題ではないのかなと思うかもしれません。

しかし、少し視点を変えて考えてみましょう

インビザラインで使用するアライナーは、歯並びによって必要な個数が変わります。それはクリンチェックのステージングによるところが大きく少しのさじ加減で多くもなったり少なくもなったりします。 そのクリンチェックをもとに、一つひとつ番号ごとにパッキングされて届きます

数十個~数百個にもおよぶアライナーは使い捨て

使用後のマウスピースはゴミとして処分することになります。 

アライナーは使い捨て

①ステージ数を減らし、製造するアライナー数を削減する

最近、デフォルトのステージングが変わりステージ数が短くなっていることにお気づきでしょうか? 例えば、4番を 抜歯する場合のステージングは、3番と2~2番を分けて段階的に動かす「Frog Type」、3番を一部リトラクション後2~2番の移動を開始する「アラインデフォルト」がありましたが、最近は3~3番を同時(アンマスリトラクション)に動かすステージングが採用されています。  どのステージングを採用すべきかは歯並びによって違います。移動のリスクが高いものは分けて動かすことが有効的ですが、アンカレッジや移動量の少ないものは同時に動かしてもリスクはそこまで高くならないかもしれません。

Frog Typeで約80ステージとすると、アラインデフォルトTypeでは約60ステージ、最近の同時に動くタイプでは約40ステージほどでクリンチェックができてくる印象です。  患者さん側は個数が少なく、早く治療が終わればうれしいため、ドクター側は適切なクリンチェックを作成することが求められます

②度重なる追加アライナー作成、未使用アライナーを減らす

以前まではコンプリヘンシブパッケージであれば5年間個数制限なく、追加アライナーの作成が可能でした。うがった見方をすると、途中でも気軽に追加アライナーへ移行しやすいシステムのためすべてのアライナーを使い切らず破棄することがあったり、何度も追加アライナーを繰り返すことが常習化していたのではないでしょうか

繰り返される追加アライナーの回数が減るよう、1回1回の治療計画は綿密に作成しなければいけません。治療中のアンフィットを軽減するためにも患者協力が大切です。 しっかり確実に、短期間で治療が完了する工夫を

アライナーは役目が終えたらゴミとなります。 私たちができることはゴミの量を減らすこと。さらに今後の技術革新が進み廃棄処理におけるCo2削減ができるようになればと思っています

当社の取り組み

間接的にでも社会に貢献できることの一つとして、診療アドバイスやセミナー受講費の5%、Member Shipサービスの収益10%を慈善事業に寄付させていただいております。 詳しくは「Dr.keiko Clincheck Room」「Climate:炭素除去への取り組み」のページへ

Climate:炭素除去の取り組み
ページの先頭に戻る