BLOGブログ

JAO日本版翻訳しました

矯正歯科/インビザライン

JAO( Journal of Aligner Orthodontics)日本版vol.2  翻訳

現在クインテッセンス出版にて発売中のJAO日本版vol.2の翻訳をお手伝いさせていただきました

ほとんど佐本先生に赤ペン入れていただき出版社の方にも何度も修正加えていただきました😌やっと本になりましたので大変だったその裏側をレポートいたします

JAO日本版発売中

私は冒頭のSchupp先生のページとArash先生の「アライナーによる歯体移動とトルクコントロール:CBCT画像の重ね合わせと歯根の視覚化」のページを担当させていただきました

私はEASヨーロッパアライナー矯正学会の会員なので、初号より英語版はいただいておりました。当時から英語版を作成されるにあたり原稿集め、著者選出などSchupp先生のご苦労は大変だったと思います。

1年ほど前のある日

日本語版が出版されるという話が。 英語版を日本語訳していく主旨で何名か日本人の先生方を中心に記事をあつめて進めていくということでした。 私もよい勉強の機会だと思いお手伝いさせていただくことになるのですが、一度テスト訳してみようとなり、2つの原稿をいただきとりあえず翻訳に取り掛かりました。

去年の夏は英語と向きあう日々、一つ目のSchupp先生の巻頭誌説では、矯正治療の在り方を説くSchupp先生がいつも大事にされている矯正治療は{医学の中の一つの分野であり、審美面だけでなく機能面回復も重要な観点である}という内容が盛り込まれています

そのために、基礎研究の重要性や、不正咬合の特徴を明確に定義し確立した臨床を行うことで科学的に診療を行うべきと唱えられています。 日本にはまだない概念とできるだけSchupp先生の言葉を直訳に近い形でお届けしたいと思うものの具体的に日本語にするのが難しく手間取った部分もありましたが何とか作業を終えました。

  • 年末12月には創刊号が発売され今までにないアライナー専門雑誌として大々的にプロモーションが行われました

年が明けて

vol.2の4月出版にむけて、編集部と佐本先生と校正を繰り返し作業に取り掛かりました

  • 2つ目のArash先生の「アライナーによる歯体移動とトルクコントロール」は非常に作業が難航し、編集部の皆さん、佐本先生にも何度も確認作業を行ってもらいました

概念として理解できるものでも日本語にするとピンとこない文面がいくつもあり、直訳過ぎても伝わらないし意訳過ぎても著者の意図を表現できていないかも、という塩梅が難しかったです。

内容としては、矯正治療計画立案の段階でCBCTと重ね合わせて、歯軸歯根を明示し3次元的にコントロールが確実に行え、シミュレーション上で補綴モックアップを作成できるという症例紹介でした。

こちらの症例はインビザラインではなく、Arash先生が開発、販売されている独自メーカーのシステムで日本にはまだ輸入されていない製品で、どんなソフトでどんな治療システムなのかを調べることも難しかった点です

3月上旬

修正作業を何度も繰り返しようやく校正完了となりました

JAO日本版vol2

3月下旬には製本が完了し、4月無事リリースとなりました

私の英語力不足も相まって、佐本先生、クインテッセンス編集部の方々に大変ご迷惑をかけながらも、貴重な体験をさせていただきました。 Schupp先生の言葉を日本語に、また形にできたこともとても光栄に思っております

現在も発売中です

JAO日本版は偶数月発行です クインテッセンス出版、その他各書籍販売にてお買い求めください

ページの先頭に戻る