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このたび、初の著書となる 『最もやさしいアライナー矯正の教科書』 を出版いたしました。

矯正歯科/インビザライン

このたび、初の著書となる 『最もやさしいアライナー矯正の教科書』 を出版いたしました。

本書は、アライナー矯正導入時に多くの先生が抱える、「何からどう始めるか」「クリンチェックの基準がわからない」といった不安や、診療をサポートされるスタッフの皆さまに向けて、日々の臨床で「すぐに使える」知識と技術を、できる限りわかりやすく、かつ実践的にまとめた “最もやさしい教科書”です。

1章「診療室の手引き」基本手技をビジュアルと動画で解説

治療開始からリテーナーまでのチェアサイド業務をビジュアルで整理し、手技動画とあわせて実践的に学習できます。アタッチメントの設置、IPR、顎間ゴムの使用、追加アライナーやリテーナーの管理など、診療室で直面する場面を想定しながら丁寧に解説しています。

2章「臨床ケースファイル」12症例を再編集

月刊デンタルダイヤモンド誌で1年間連載した「臨床ケースファイル」全12症例を再編集しました。診断・治療計画・クリンチェックの要点やリカバリーの実際を解説し、クリンチェック動画も解説付きで閲覧できます。

3章臨床の疑問に答えるQ&A

編集部に届いた先生方からの質問、日頃よくいただく臨床の質問を収載しました。
1・2章と行き来しながら思考を深めていただければと思います
アライナー矯正の基礎と臨床判断を確実に身につけ、迷いを“自信”に変える一冊です。

出版によせて

アライナー矯正(インビザライン)に携わるようになって約20年
日本で、世界で、矯正治療のゲームチェンジとなる時代を最前線で歩んでまいりました。

ここ最近はAIが普及し始め、身近な存在となりつつありますが、このインビザラインシステムは10年以上前からもクリンチェックをはじめとするワークフローに組み込まれており、私たちインビザラインドクターにとってかかせないものとなっています。

世界中のビックデータを元にしたプロトコールに即して、クリンチェックの精度は年々向上し先生ごとの治療の考え方に個別最適化したものに変遷しています。
しかし、このポテンシャルを最大限活かすには、アライナーの特性を理解した上で、アラインの力を制限しないような適切なプロンプトを指示しなければなりません。

これには、ただクリンチェックを盲目的に作成するのではなく、治療経験から生体力学を感覚的に理解し、それを落とし込むセンスも必要になってきます。2章の臨床ケースファイルでは、代表症例ごとに治療計画プロセスを上げました。

体系的に理解していただきクリンチェックのKey Pointとあわせて「安全な治療計画・治療の進め方」を感じていただければと思います。セミナーや勉強会で様々な先生の話を聞くと、大切に考えているポイント(診断理論?)も違い何が正解か分からない、と思うことも多いと思います。話の断片だけを切り取るのではなく、全体像を見る思考のプロセスを追体験してください。

もう一つ「よくある誤解」は、クリンチェックにこだわれば治療がうまくいく、という誤解です。ドクターはクリンチェックだけに目が行きがちです。

しかし、実際にはいかに「診療を真面目にやるか」に左右されると思っています。どれだけクリンチェックを作っても、アライナーの使い方をうまく患者に伝えなければ治療にならず、精密にアタッチメントを着けることが出来なければ歯の動きに影響が出ます。IPRを丁寧にやらなければ、隣接面がガタガタで隙間が閉じません。特に、ビギナーのクリニックでは診療に混乱が生じ患者さんに不安を抱かせることになってしまいます。

1章ではマニュアルとして治療がスムーズに流れるようなページ構成にしており、余計な文章はそぎ落とし、大事なポイントだけを誌面に残しました。
しかし、それだけの理解にとどまらず、解説文から「なぜそのような処置を行うのか」「どうすれば治療が成功するのか」を腑に落として理解を深めていただきたいと思います。

そうすると、治療中に余裕が生まれ、細かい異変に早期に気づき臨機応変な対応が出来るようになります。診療はAIに頼ることができません。先生、スタッフの目と手が患者さんの人生を左右するものと心得て診療に取り組んでいただきたいと思います。

アライナー矯正が普及し、進化を続ける今でも必ず身につけなければいけない基礎や診療において大事な事は変わりません。この1冊をチェアサイドに置き、迷いを解決し、さらなる診療室のクオリティアップにつながれば幸いです。

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