インドの旅 歯科クリニック視察
ナマステ!
年末年始を利用してインドへ旅行に行ってきました。 3年ぶりとなる海外は気軽に行けた風景とまったく異なり手続きや検査、とりわけインド空港の出入りは厳戒態勢が取られていて驚きました。 日本入国はVisit Japanに必要データを登録し、さらに空港にはバイトのスタッフが大挙して何がなんやら、、といった状況。
初めてのインド渡航、安全面に考慮してガイドさんに同行していただいたことで、自由に行程も組めるということで、「せっかくなら現地の歯科クリニックをみてみたい」とリクエストも盛り込んでみました
Day1,2 デリ空港に到着→パトナ空港→ブッダガヤ
インドは暑いイメージですが、デリを含む北インドは冬は長袖、朝晩はフリースやコートが必要なくらい、暖房器具も十分でないので寒く感じました
パトナからブッダガヤの陸路は幹線道路も舗装されていないでこぼこ道が続きます。すぐ脇道には、人と犬、牛や羊が協働して生活し、広大な土地では田畑が広がっていました
移動中のガヤの街に立ち寄り、ガイドさんのご厚意の突撃訪問でしたが、いくつかの歯科医院を見学させてもらいました
先生方に暖かく迎えていただき、日本との治療費の差やインドでの矯正治療の普及の低さなどお話を伺わせていただきました
田舎街らしく、待ち人がふらっと立ち寄る屋台のようなクリニックや、滅菌装置やルートZXなどの機器がある広いクリニックなど多様性にあふれていて、昭和のクリニックってこんな感じだったのかなと思います 日本から見た衛生管理の違い、機器の性能とバリエーションとは違って軽くカルチャーショックが正直ありました
Day3,4 ブッダガヤ→バラナシ→アグラ
バラナシ(ベナレス)はガンジス川の街 そしてアグラはタージマハルがある観光都市です デリほど大都市ではなく、道路は舗装されていますが一歩入ると小道やのどかな風景がある中規模な都市ですちょうど大晦日、元旦日曜とかさなり、道中の歯科クリニックはクローズしていることろがほとんどでした。
マウスピース矯正も看板に掲載がありますが、、、どうなんでしょうか
あいにくガンジス川が濃霧でなんにも見えませんでしたが、川岸では大勢の人々がお参りや沐浴、お葬式を行っておりインド人にとって本当に大切な聖地なんだなと肌で感じることができました
霧が晴れるのを待つ間、露店をみながらすすんでいくと、木をナタで小さく切っているおばちゃんが。なんとインドの歯ブラシだそうです(だだ木の小枝のようですが)
Day5,6 デリ
デリには国家機関、官公庁が集中し、ニューデリはずいぶん近代的で富裕層が多く住んでいる場所、対してオールドデリは混沌とした街並みと、インドはまさに貧富の差がかなり大きく、物価やセキュリティーなど街によって大きく違うようです
医療も同じく、デリ大学と大きな附属病院、その周り一体医療都市のような場所となっていて、歯科クリニックもいくつか見せていただけました。
残念ながらNo Photoですが、都市部のクリニックだけあって衛生的、レントゲン、CTなど機器も備え付けてありました
唯一見つけることができたインビザラインプラチナステータスのクリニックも見学させていただきました 場所は東京表参道や銀座のようなエリア 残念ながら先生は不在でしたがチェア10台ほどある広くきれいなクリニックでiTeroも完備されていました しかしインドの物価では、一般の庶民はなかなかインビザラインや矯正の診療を受けることができる患者さまは少ないのかもしれません
感想
今回、初めてのインドの旅は、これだけのクリニックを見学させてもらえるとは思わずガイドさんに感謝です。とても刺激的でした。 都市や街によってクリニックの雰囲気も違い、衛生意識の差も体感することができました インドでは国民皆保険制度ではない分、診療費が安く設定されているようです(クリーニング50ペソ≒100円 根治1500ペソ≒2500円 インプラント9999ペソ≒18000円ほど)
そしてなにより日本とは人口の多さが全く違い、とりわけ子供や若い人たちの多く、活気があふれていることがこれから発展していくだろうと肌で感じました
日本では一般歯科でもどこでも、インビザラインを標榜しているくらい普及したと感じますが、インドではまだまだブルーオーシャン! 人口増加によってこれからは中国とならぶインビザラインのマーケットが拡大していくかもしれません
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